DTM・DAWで使う音楽制作用BTOパソコンの推奨スペック

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これからDTMを始めようと思っている人から、どのようなスペックを搭載したパソコンなら快適にDTMができるのか?という質問をよく受けます。

DTMパソコンは高額な買い物です。「購入したパソコンで絶対に失敗したくない!でもDAWソフトが動かない、すぐにフリーズする、音切れが起きる、そんなことになったらどうしよう・・・」DTMを始めたばかりの僕も、最初はそんな気持ちで一杯でした。

結論から言うと、快適にDTMをするには全てのスペックの性能が優れていて、なんでも揃っていることです。でも現実的には全てを高性能なスペックで揃えることは予算上難しいと思います。

そこでポイントを絞り、快適なDTMをするのに最低限必要なスペックの選び方について今回は解説していきたいと思います。DTMに必要なスペックを購入すれば不安な気持ちも解消するはず!

それではそんなあなたの不安を解消するために、最低限DTMに必要なスペックの選び方と、後半では私が実際に購入したDTMパソコンのスペックを公開します。

尚、僕はずっとWindowsユーザーですので、スペックについてはWindowsを前提に話を進めていきます。最後までお付き合いください!

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DTMに必要なパソコンのスペック

DTMをするために必要な最低スペックは、各DAWの最低動作環境です。2018年現在、メジャーなDAWソフト:Steinberg社のCubase Pro 9.5 / Cubase Artist 9.5最低動作環境を例にとると、

OS:Windows 7 / 8.1 / 10 (すべて 64ビット版のみ)
CPU:64ビット Intel / AMD マルチコアプロセッサー (Intel i5 以上推奨)
メモリ:推奨RAMサイズ: 8GB (最低4GB)
ストレージ:ディスク空き容量: 18GB以上
推奨ディスプレイ解像度: 1920 x 1080 (最低1366 x 768以上)
グラフィックボード:Direct X 10、WDDM 1.1 に対応したグラフィックボード (Windows のみ)* オンボードを含む
USB 端子: USB-eLicenser (コピープロテクトキー) 接続用
OS 対応オーディオデバイス: (ASIO 対応デバイス推奨)

となっています。この動作環境を基準に、快適にDTMをするためには、各パーツでどのくらいのスペックが必要なのかを考えてみます。

OSについて

DTMに使うパソコンのOSは、Windows 7 / 8.1 / 10 の64ビット版を選択してください。WindowsのOSには32ビット版と64ビット版の2種類があります。

DTMに必要なメモリーは8GB以上ですので、OSは64ビット版を選んでください!

32ビット版ではメモリーが3GBしか搭載できないので注意です。

またWindowsパソコンのメリットは、周辺機器やプラグインなどの選択肢が多くカスタマイズがしやすいことが挙げられます。

デスクトップPCとノートPCの選択

デスクトップPCのメリットは、拡張性があることです。たくさんの楽器で重ね録りをしたり、音楽データが増えてくるとパソコンが重くなってきます。

重くなったパソコンを軽くするには音楽データを消去するか、メモリーやSSD/HDDの容量を増やすことで解消します。デスクトップPCのメリットは、メモリーやSSD/HDDの容量をあとで増設できる点です。

ノートパソコンのメリットは、気軽に持ち運びができる点です。ノートパソコンはデスクトップより軽いので、音楽スタジオに持ち運びができます。楽器のマイク録りや、バンドの生演奏を一発録りできる点が、ノートパソコンのメリットです。

推奨解像度とモニターサイズ

DTMでは液晶は重要です。音楽制作は、モニターに向かって細かい編集作業と長時間での録音作業がメインとなります。液晶が大きいことで作業領域も広くなり、作業領域が広くなることで画面が見やすくなるため作業効率が高くなります。

推奨ディスプレイ解像度は1920 x 1080 (最低 1366 x 768 以上)となっているため、デスクトップなら液晶はフルHD対応の15.6インチ以上が見やすくて作業がしやすくおすすめです。ノートパソコンの場合、持ち運びのしやすさを考えると、フルHD対応の13インチ以上のものがおすすめです。

DTMにおすすめのCPU

CPUは人間の頭脳に例えられ、DAWソフトの起動、キーボード、マウスの操作を行う重要なパーツです。

CPUの性能はxxGHzで表されるクロック数と、xxコアxxスレッドで表されるコア数の2つの要素があります。

クロック数は、数値が高いほどが1秒間の処理速度が早くなります。

コア数は、数が多いほど並列処理性能に優れ、CPUチップに2つの処理部があるものをデュアルコア、4つの処理部があるものをクアッドコアと言います。コア数が多いものほど高速な処理が行えます。

Core i7:価格は高め。動画編集、オンラインゲーム、音楽制作に向いた高性能CPU。

Core i5:価格はやや高め。十分な処理性能があり、Core i7との差もほとんどない。

Core i3:そこそこの性能があり、一般的なアプリケーションの使用程度なら十分。コストパフォーマンスに優れている。

Celeron:価格は安くいわゆる廉価版。性能はCoreシリーズと比べるとかなり劣る。

Atom:軽量で薄型なので、低価格帯のミニノートPCに使われることが多い。性能はCoreシリーズと比べると劣る。

クロック数もコア数も数値が高いほど優れてため、CPUはIntel社のCore-i5かCore-i7がおすすめです。CPUは高価かつマザーボードとの相性もある頻繁には交換できないパーツであるため、初期導入には最も最新の高性能なモデルを選択することを推奨します。

DTMにおすすめのメモリー容量

メモリーは作業をする机の広さに例えられ、ソフトやデータの読み込みをする重要なパーツです。ソフトウェア音源やエフェクトを一時的に格納しておく場所としてもメモリーは使われます。

作業机が広ければ広いほど作業効率が上がるように、メモリーの容量が大きければ大きいほど、データの読み込みが速くなります。

ドラム・ピアノ・ギターなど生楽器で録音する音源は、一つの音色をロードすると100MBのメモリを消費することもあるので、メモリの容量は大きければ大きいほうが良いです。

メモリが不足すると音源をロードした際にDAWがフリーズする可能性もあるため、DTMでは最低でも8GB以上のメモリが必要となります。

メモリーの増設はデスクトップPCなら後からでも可能ですが、これからDTMを始めるなら最初から8GB以上のメモリを準備しましょう。

重いプラグインをいくつも使う方は、12~16GBの容量があれば更に安心です!

DTMに必要なストレージの容量

ストレージは作業をする机の引き出しに例えられ、作成したデータを保存しておく場所になります。ソフトウェア音源のデータを保存するストレージ容量は、外付けを用いる手もありますので、ある程度妥協の利く部分です。

ストレージには、SSD(ソリッドステートドライブ)HDD(ハードディスクドライブ)の2種類があり、SSDはチップにデータを保存し、HDDはディスクにデータを書き込み保存します。

私はSSDを搭載しませんでしたが、現在の主流はSSDです。SSDはHDDに比べてデータの読み書きが高速で楽曲や音源のロード時間を短縮できるため、DTMには最適なストレージです。現在は昔に比べてSSDも安価となり、SSD搭載パソコンが購入しやすくなりました。DTMではSSDなら250GB、HDDなら1TB以上がオススメです。SSDとHDDのツイン搭載のパソコンも多数販売されているので、購入するなら容量が多いパソコンが良いでしょう。

理想的な使い方は、OS保存用とソフトウェア音源のライブラリ保存用の2つのストレージに分けて利用することをお勧めします。 SSDは容量が少なめですのでOS用途に、音源ライブラリはHDDに保存するのがお勧めです。理由はそのほうが作曲時のパフォーマンスが上がるからです。

尚HDDを選択する場合には、1TB以上で7200rpm以上を選ぶようにしてください。一部のソフトシンセでは読込みや書込みを示す回転速度は7200rpm以上を推奨しています。これは1分間における回転数を表しています。

DTMではUSB端子を多く使います

現在パソコンの周辺機器(マウス、キーボード、プリンタなど)の多くがUSB接続となっています。データを保存するための外付けHDDもUSBで接続することがほとんどです。

DAWソフトを利用しての音楽制作の場合、それらの周辺機器に加えて、オーディオインターフェイス、MIDIキーボードなどをUSB接続するので、空きのUSB端子が必要となります。

またオーディオインターフェイスには接続する端子がUSB規格の製品と、FireWire規格の2つのタイプがあるので、利用するオーディオインターフェイスに合わせて購入する検討が必要となります。

僕が購入したDTMパソコンのスペック!

ここからは僕が実際に購入したDTMパソコンのスペックを公開します。

赤字のスペックに注目してください!

CPU:Intel Core i7-4790 [3.60GHz/4Core/HT/HD4600/TDP84W] Haswell Refresh搭載モデル(標準構成価格95,860円)
CPUグリス:CPUクーラー付属グリス(標準)
CPU-FAN:Noctua NH-D9L [空冷/CPUファン]★高性能CPUグリス NT-H1付属★(+6,120円)
MOTHER:ASRock Z97 Pro4 [Intel Z97chipset](標準)
MEMORY:16GB DDR3 SDRAM PC-12800 [8GB*2枚/メジャーチップ・6層基板](+9,110円)
READER:なし(標準)
HDD/SSD:Seagate ST1000DM003 [1TB 7200rpm 64MB](+1,480円)
HDD/SSD2:なし(標準)
HDD/SSD3:なし(標準)
OptDrive:【黒】DVD; LG GH24NSC0 BL+書込みソフト(標準)
VGA:オンボードグラフィックス(標準)
ExCard:オンボードサウンド(標準)
LAN: Gigabit LAN [1000BASE T] オンボード
CASE:【黒】Corsair Carbide 330R Silent [CC-9011071-WW] ★新入荷!★(+1,340円)
CASE-Option: なし(標準)
POWER:Corsair RM650 (CP-9020054-JP) [650W/80PLUS Gold](+7,420円)
OS:Microsoft(R) Windows8.1 (64bit)DSP版★「DSP版Windows 8.1 らくらく引越しソフト付き!」(+15,930円)
Office:Microsoft(R) Office Personal Premium プリインストール版(+20,450円)
SOFT: なし(標準)
N-PAD    : なし(標準)
保証    : 通常保証1年+延長保証2年(+7,880円)

◎周辺機器(キーボード・マウス・ディスプレイ等)
OTHER2  : なし(標準)
KEY      : 【黒】Logicool Keyboard K120 [USB/日本語109](+1,790円)
MOUSE    : 【黒】Logicool Mouse M100r [光学式](+860円)
Mousepad : なし(標準)
USBメモリ: なし(標準)
無線LAN子機: なし(標準)
SPEAKER  : なし(標準)
MONITOR  : 【黒】アイオーデータ LCD-MF243EBR [23.6型ワイド/D-Sub/DVI/HDMI](+19,950円)
MONITOR2 : なし(標準)

僕がこだわったスペック

僕はDTMをストレスフリーでやりたかったので、高性能のパソコンを購入しました。サクサク作曲ができる快適な環境を作りたかったので、お金を掛けるところにはお金を掛けました。

お金を掛けたスペックは以下の点です。

  • OS:Microsoft(R) Windows8.1 (64bit)を選択。
  • CPU:Intel Core i7-4790 を選択。
  • メモリー:16GBを選択。
  • HDD:1TBで7200回転以上のものを選択。
  • MONITOR  : 【黒】アイオーデータ LCD-MF243EBR 「23.6型ワイド」

DTMでは、ボーカル、ギター、ベース、キーボードの録音はDAWソフトで行います。DAWソフトではCubaseやSonarが有名ですが、これらのDAWソフトをパソコンにインストールし多重録音、編集、マスタリング作業をしていきます。更にソフトシンセやプラグインエフェクトを多数立ち上げていくと、パソコンが次第に重くなっていきます。

そこでDAWソフトを快適に動かすために重要となるパーツが、OS、CPU、メモリー、ストレージです。

DTMパソコンに求められることは、多数のトラックやプラグインを処理するスペックと、長時間の作業にも耐えうる安定性です。作業のストレスとならないようにお金を掛けておくべきパーツが、OS、CPU、メモリー、ストレージなのです。

そして忘れてもらいたくないのが、パソコン購入の最大の目的は音楽制作です!上記のスペックは絶対にケチってはいけない部分であり、むしろお金を掛けるべきポイントなのです!

あなたがスペックをカスタマイズするなら、僕がDTMパソコンを購入した際のこちらの記事も参考にしてみてください!

私がサイコムでDTMパソコンを購入した理由とスペックを公開!
今回は、私がサイコムで購入したDTMパソコンのスペックと、なぜサイコムでDTMパソコンを購入したのかの理由についてご紹介いたします。...

DTMにおすすめのパソコン

最後にカスタマイズでの購入が面倒や苦手な人に朗報です!

DTM専用で販売されているパソコンをご存知でしょうか?動作確認済のモデルで価格もリーズナブルです。パソコンのプロがDTM専用に開発しているので、初心者でも安心して購入いただけます。搭載しているスペックは当然高性能です。パソコン選びに時間を掛けたくない人や、カスタマイズでの購入が面倒、苦手な方におすすめです!

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最もおすすめなDTM・DAW用パソコンは、パソコン工房で販売されている「SENSE」です。

SENSE」は、Steinberg社が開発をしているDAWソフト「Steinberg Cubase 8」(スタインバーグキューベース8)に対応したDTMパソコンです。デスクトップで4機種、ノートパソコンで1機種とグレードも豊富です。

Cubase 8はプロも使う本格的なソフトですが、高い性能に反して非常に扱いやすいため、DAWソフトの中でもダントツのシェアを誇ります。

またVSTと呼ばれるプラグインの標準規格を策定したのがSteinberg社なので、多くの機能を後から簡単に追加もできます。

追加できる機能として「BFD3」のような高品質なドラム音源データやエフェクター、アンプエフェクトなどがあり、こうした機能を使うことでプロが行う生演奏なみの表現を手軽に再現することが可能となっています。

こうしたVSTプラグインや「Cubase」は、パソコンの性能向上と共に、高品質・高性能へと進化してきました。

「Cubase 8」上で多数のトラックにエフェクトをかけてもしっかりと動作する、DAW・DTMパソコンSENSEは、特におすすめです。

パソコン工房【公式通販サイト】

最後に・・・

今回僕が購入したDTM・DAWで使うBTOパソコンは主に宅録用として使用するため、作曲・編曲、レコーディング、編集、ミックス&マスタリングまでを視野に入れてデスクトップパソコンを購入しました。スペックの選び方は、その人の目的により異なります。ご自身の予算と目的に合わせたスペックを選んでいただき、あなたの快適な音楽制作の参考となれば幸いです。

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